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買ってはいけない?ファンドラップ口座とは?メリット・デメリットと人気口座比較ランキングTOP5を紹介!

資産形成

2019-6-24

「ファンドラップって最近よく聞くけどどういう投資方法なんだろう?」

 

大和証券や松井証券のCMで耳にすることが多い”ファンドラップ”。

 

数多くある金融商品のなかでも証券会社が広告費をかけて推しているファンドラップがどんな商品特徴を持つのか、そしてそのメリット・デメリットは何なのか分からない人も多いです。

 

「ファンドラップのデメリット」の項目でも紹介していますが、知識のない状態でファンドラップを購入するのは避けるべき。

 

証券会社が儲かる手数料の高い商品を買わされるリスクもあります。

 

手数料の高いファンドラップを買わないためにも、今回はファンドラップの基礎を紹介します。

 

  • ファンドラップの基礎知識
  • ファンドラップが不人気な理由は手数料の高さ
  • メリットやデメリット
  • 人気のファンドラップ商品TOP5

 

ファンドラップ購入時の参考にして、しっかりと投資利益が出せる商品を選ぶようにしましょう。

1、ファンドラップ口座とは?投資信託を組み合わせた金融商品

ファンドラップとはファンド(投資信託)をラップ(包んだ)もの、つまり様々な投資信託をまとめてラッピングし運用している金融商品です。

ラップ口座とも呼ばれ、個人投資家が証券会社と契約を結び、証券会社が投資家から集めた資金を投資信託に振り分け運用を行います。

ファンドラップは資産運用を投資のプロに任せれる

資産運用を行う際に誰もがぶつかる悩みが「どんな金融商品を買えばよいのか」ということですが、ファンドラップの場合は運用先の選定・売買をプロに一任できるのです。

投資信託も同じような商品性質を持っている一方で、ファンドラップの場合は更にその投資信託を複数組み合わせて運用を図っていくという特徴があります。

 

ラップ口座の残高・契約件数は年々増加し、2018年には残高が8兆円近く、契約件数が80万越え、最近話題となっている「ロボアドバイザー(ロボアド)」もこのファンドラップに含まれており、ロボアドの利用者増大がファンドラップ契約件数増につながっていると言えます。

そういった新興勢に対し、大きくファンドラップのシェアをとっているのが野村證券と大和証券です。大和証券は冒頭にも書いたCM効果などが大きな影響力を持っていると考えられます。

2、ファンドラップを買ってはいけない理由。手数料(ファンドラップフィー)の高さは要注意

このファンドラップですが、インターネットで少し情報を探しただけで出てくるのがその悪評です。

「ファンドラップは買ってはいけない」「ファンドラップは優れた金融商品ではない」といった記事が多くのウェブサイトで見受けられます。

楽天証券経済研究所研究員で、金融・投資に関する様々な書籍も執筆している山崎元(やまざき はじめ)氏も、「ファンドラップは契約するな」と酷評を下しています。
ファンドラップがここまで悪い評価を受けてしまっているのではなぜなのでしょうか?

 

まず結論から言ってしまうと、「ファンドラップは運用にあたるコストが高すぎる」ことが一番のデメリットです。

投資においても家計のやりくりにおいても大事なのは「利益 – コスト」(収入 – 支出)がプラスになることです。仮に大きな利益が出たとしても、それにかかるコストが大きくなってしまえばその分得るはずの利益が目減りしてしまいます。

ファンドラップフィーは年間2-3%と通常の2-3倍で非常に高額

例えば大和証券の場合、「ファンドラップ・フィー」という投資顧問料+手数料、そしてそれにプラス「信託報酬」(保有中にかかる手数料)で実質2~3%近いコストを年間で支払う必要があります。

 

大和証券 ファンドラップ お申込メモ・手数料

 

これに対して、通常の投資信託のコストをチェックしてみると、最大でも1%程度、人気のものの中でも0.2%ほどと非常に信託報酬が低いものが多いです。

売却の際に手数料がかかってしまうことを考慮しても、年間手数料は一桁いくかどうかのレベルのものが多数を占めています。

「プロに運用を任せる」点では投資信託もファンドラップも同じと書きましたが、ファンドラップはよりパーソナライズされた金融商品であるため、高い手数料がかかってきています。

 

どれくらいのリスクをとってリターンを狙いにいくかを踏まえたうえで運用を任せるため、管理にあたる人的コストがファンドラップにはあるのです。

3、ファンドラップのメリットとデメリット。

しかし、どんな商品もメリット・デメリットの両方の側面を持っています。ファンドラップのメリットとデメリットとそれぞれ紹介していきます。

 

ファンドラップのメリット。リスク分散やポートフォリオのリバランスに最適

ファンドラップの場合は何よりも個人に適した資産運用を行ってくれるのが一番のメリットでしょう。

株式、投資信託を購入する場合、どんなバランスで何を買い入れればよいのかは投資を始めたころは簡単に分かるものではありません。

一点集中で利益を狙いにいってしまいリスクを考慮できなかったり、どんな商品がどういった特徴を持っているか分からなかったりすることがあるため、リサーチにも時間がかかります。

ファンドラップの場合、対面で相談を行える証券会社も多いので、自分が抱えている悩みや資産運用に関する疑問を運用を通して解決することが出来ます。

ただ営業トークに上手く乗らされすぎないよう、一定のリテラシーは必要になると言えます。

また、上記のように資産運用を一任できることでリスク分散やポートフォリオのリバランス(アセットアロケーション)を行ってくれるのも大きなメリットと言えるでしょう。

ファンドラップのデメリット。手数料の高い商品を売りつけられるリスク

マーケットには上昇タイミングと下落タイミングがありますが、局面に応じて打てる手が多いのはプロの強みです。

ただ、こういったメリットはあくまでも投資にあまり慣れていない方に向けてのものになります。

資産運用の知識がないからと言って全く調査を行わずに自分のお金を誰かに預け、運用方法に関してはブラックボックス、利益が出るのは当然と考えていては思わぬしっぺ返しをくらう可能性もあります。

 

2018年に投資信託やファンドラップの資産運用やパフォーマンスの透明性を明らかにするため、金融庁が各証券会社に主要KPIの公表を求めましたが、一例としてみずほ証券のファンドラップのパフォーマンスは-10%以上+0%未満が51%、+0%以上+10%未満が44%と、利益を得た人と損失を被った人の割合がほぼ半々となっています。

(参考:みずほのフィデューシャリー・デューティーに関する取り組み

 

証券会社も慈善事業を行っているわけではないので、手数料の大きな商品を勧めてくることもあるでしょう。

得てしてそういった商品の場合はリターンが大きいから、あなたに合っているから、といったような理由を謳い文句にしてくることが多いと思いますが、きちんと金融商品の特徴を知っておくことは大事です。

 

最低でもリターンに対しどれくらいのリスクが発生してくるのかは自分でリサーチを行い知識を得ておく必要があります。

4、ファンドラップ人気口座比較ランキングTOP5

日本投資顧問業協会が2018年9月に公表しているデータによると、ファンドラップのシェアランキングは

1位:野村證券、2位:大和証券、3位:SMBC日興証券、4位:三井住友信託銀行、5位:みずほ証券 となっています。
これらの証券会社の代表的なファンドラップをこの項目では紹介していきます。

(1位)野村證券

https://www.nomura.co.jp/retail/fundwrap/pgmteian.html

野村のファンドラップには500万円からの投資が可能な「バリュー・プログラム」、1000万円からの「プレミア・プログラム」、そして3000万円からの「野村SMA」があります。
手数料体系には固定報酬制、実績報酬併用制があり、このどちらかの「投資一任受任料」に加え、最大1.296%のファンドラップ手数料がかかります。また、運用をする投資信託にかかる手数料もここにプラスされます。

(2位)大和証券

http://www.daiwa.jp/products/fund_wrap/

大和のファンドラップは3種類、中でもダイワファンドラップONLINEは1万円あれば運用を行える手軽さが魅力です。
野村と同じく、3000万円からのコースであるダイワファンドラップPREMIUMは通常の株式・債券・REITのほか、コモディティやヘッジファンドなどの資産クラスへの投資を行っているのも特徴的です。ダイワファンドラップオンラインの手数料は投資顧問料と管理手数料を足して1.08%、ここに信託報酬がかかりはしますが野村よりは手数料が低めに設定されています。

(3位)SMBC日興証券

https://www.smbcnikko.co.jp/products/fundwrap/index.html

SMBC日興証券のファンドラップは300万円~の受付。手数料は「日興ファンドラップ手数料」+「日興ファンドラップ投資一任報酬」がかかります。委託金額が大きくなればその分に関しては手数料は軽減されますが、5000万円以下の運用額に関しては二つの手数料を合わせて1.3%が課されます。こちらも上記二社と同じく、間接的に信託報酬がプラスしてかかります。

(4位)三井住友信託銀行

https://www.smtb.jp/personal/saving/fund/fundwrap/

三井住友信託銀行のファンドラップは500万円以上から。野村と同じような手数料体系をとっており、固定報酬型もしくは成功報酬併用型を選んで運用を行います。特徴としてあるのは、長期保有優遇制度が設定されているという点です。2年運用で30%、5年運用で50%の手数料割引が
適用されるのは他の証券会社ではなかなか見られないメリットです。

(5位)みずほ証券

https://www.mizuho-sc.com/product/wrap/index.html

みずほ証券のファンドラップは「ファーストステップ」「マイ・ゴール」「Mizuho Fun Wrap」の3種類。
ファーストステップとマイ・ゴールが500万円から、Mizuho Fun Wrapは3000万円からです。それぞれ手数料は信託報酬あわせて2%程度となっています。どういった運用コースをとっていくかでポートフォリオの内容が異なり、リスクをとる場合は「積極拡大型」といった新興国の金融商品を多く組み込んだ設定となります。

5、人気のファンドラップ専用投信2選。0.7%台の低い手数料が人気!

「1、ファンドラップ口座のしくみ」でも触れたように、ファンドラップ専用投信は年々拡大の傾向にあります。
先に挙げたランキングには入ってこないものの、今注目を集めているのがロボアドバイザーを使ったファンドラップです。

ロボアドバイザーは人ではなくロボットが自動でポートフォリオリバランス・買付を行ってくれることがその大きな特徴となっています。

(1)楽ラップ (楽天証券)

https://wrap.rakuten-sec.co.jp/?aid=af_TG_SEC_wrap

2016年7月のサービス開始以来、すでに2万人以上が利用している楽天証券のファンドラップ。10万円から始められる手軽さも大きなメリットですが固定報酬型の手数料が0.702%というのも特筆すべき点です。ここに信託報酬がかかりはするものの、大手証券会社と比較するとコストが抑えられていることが分かります。

(2)WealthNavi

https://www.wealthnavi.com/

ロボアドバイザーの火付け役ともいえるウェルスナビです。

手数料は3000万円までの預かり資産が税別1.0%、3000万以上が税別0.5%となっており、6ヵ月ごとの長期保有で手数料が割引されます。

スマートフォンから申し込み・利用を行えるユーザビリティも他のファンドラップにはない利便性であると言えるでしょう。

6、お任せ投資ならアクティビスト投資がおすすめ

IronOxe

 

お任せ投資としてはアクティビストファンドやヘッジファンドへの投資も選択肢として挙げられます。
ただ、ヘッジファンドは公募型のものは少なく、資産運用を委託するにあたり何らかのコネクションがないとそもそも資産委託を出来ない場合が多いです。そこで今回はアクティビストファンドをいくつかピックアップして見ていきましょう。

(1)IronOxe(アイロンオックス)

https://iron-oxe.com/

今注目を集めているアクティビストファンドです。なんと言っても目につくのはその高いパフォーマンス、2014年に39.16%、2015年に29.24%と、毎年非常に優秀な結果を残しています。

 

またアクティビストファンドの特徴としてあるのは企業価値の向上、そしてコーポレートガバナンスの向上です。

IronOxeの運用チームはプロキシ―ファイトや株主提案などを積極的に行い会社の在り方自体を変えようとしています。
パフォーマンスを出すことはもちろん、投資活動自体を通して社会・企業をよりよくする、というのがアクティビストファンドのビジョンの一つです。

(2)ストラテジックキャピタル


http://stracap.jp/

旧村上ファンド出身の丸木強氏が率いるストラテジックキャピタルは、日経新聞やブルームバーグなどのメディアでもよく話題に挙がるアクティビストファンドです。

同社のホームページには「株主提案」というメニュー項目がありますが、毎年当たり前のように日本企業に対し何らかの提案を行っています。

内容としては株主還元(配当金向上)などが多くなっており、企業の剰余金を保留させ続けず、上手く活用していかせるようなものが多く見受けられます。

アクティビストファンドの投資先は様々な投資信託・商品を組み込むファンドラップとは違い日本企業、つまり株式投資になります。

株式はインデックスファンドや債券に比べるとリスクリターンが高いため、IronOxeのように高パフォーマンスをはじき出せるというわけです。

まとめ

ここまでファンドラップ口座の仕組み・メリットやデメリットなどについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。
何かと叩かれることが多いファンドラップですが、どんな金融商品においても負の側面は存在します。

資産運用を行う際には、まず自分で調査を行い、利点欠点をしっかりと理解したうえで投資先を選ぶようにしましょう。

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