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ファンダメンタル分析とは?メリット・デメリット4つと、分析指標や方法を5つ紹介!

株式

2019-6-29

2018年は下期から世界的な株安が始まり、投資には厳しい状況が続いています。そんな中でも安定した利益を上げるためにはファンダメンタル分析の理解と実践が欠かせません。

本日はファンダメンタル分析について解説します。

1、ファンダメンタル分析とは

ファンダメンタルの基礎から紹介していきます。

(1)ファンダメンタルとは

ファンダメンタルとは、国や企業などの経済状況を評価する上での基礎的な要因です。

特に企業の場合だと売上高や利益はもちろん、業績や資産などの指標がファンダメンタルとなります。

(2)短期ではなく長期的な利益を得るための戦略

景気などの外的要因は考慮せずに企業の持つ実力で株価を予測するため、短期的な利益というよりは長期的な利益を狙うのに適しています。割安株を探し出し、値上がりを待つのが基本的な戦略となります。

そのため、後述するバリュー投資やグロース投資に適しています。

テクニカル分析とあわせて投資家ならばぜひ把握しておきたい企業株価の分析手法となります。

2、ファンダメンタル分析のメリット・デメリット

 

まずはファンダメンタル分析の特徴を把握するためにメリットとデメリットを解説します。

(1)ファンダメンタル分析のメリット

①具体的な指標を基に分析できる

企業価値を表す指標として後述するPBR(純資産倍率)やPER(株価収益率)等が存在します。

基本的にはこれら指標を基にファンダメンタルが高い企業を探すことになるので投資初心者でも戸惑うことは少ないでしょう。

②長期投資に向いている

外的要因を考慮せずに、企業の将来の可能性に投資するので長期投資が前提となります。長期投資は将来にかけて資産を増やしたい方だけではなく、サラリーマンのような勤め人にとっては日中に取引を気にする必要がなくなるのでメリットとなります。

 

投資の世界では神様と呼ばれているウォーレンバフェット氏もファンダメンタル分析で富を築いたと言われています。

目をつけた企業の10年分の財務諸表を読み込み、株価よりもその企業の価値が高いと判断した銘柄のみを保有し続ける手法で成功しています。

(2)ファンダメンタル分析のデメリット

①分析に時間がかかる

分析に使える指標が多く存在する分、それら全てを評価することに時間がかかります。

また、企業の業績や経営方針など、企業の内的要素を把握するためにはIRや財務諸表などを読み込む必要があります。

証券会社のサービスに銘柄スクリーニングがあるので、まずは指標で条件を絞り割安株を探すことからはじめるとよいでしょう。

②短期的な利益にはあまり期待できない

ファンダメンタル分析を利用した投資では割安株を探します。割安株とはその定義からして市場でまだ評価されていない銘柄となります。

価値を先回りで判断するので値上がりまでには少なからずタイムラグが存在します。

もし割安株と判断した上で購入した株が値下がりしたとしても、根気強く保有し続ける必要があります。

3、ファンダメンタル分析のための指標5つ

 

ファンダメンタル指標には以下のものが存在します。

(1)PBR : 株価÷(純利益÷発行済株数)

PBRとは「株価純資産倍率」と呼ばれるもので、銘柄の割安度を知ることができる指標です。

株価が1株あたりの純資産額の何倍になっているかを表します。1倍ならば定価通りで、1倍未満ならば割安と言えます。

(2)PER : 株価÷1株あたりの当期純利益

PERとは「株価収益率」と呼ばれるもので、PERが低いほど利益に比べて株価が割安と言えます。一般的にPERが10倍以下ならば割安とする判断する投資家が多いです。

(3)ROE : 純利益÷株主資本(=自己資本)×100

ROEとは「株主資本利益率」と呼ばれるもので、 ROEが高いほど効率の良い経営ができていると言えます。一般的にROEが10%を上回ると優良企業と判断できます。

(4)自己資本比率 : 自己資本÷(自己資本+他人資本)×100

自己資本比率が高いほど借金が少なく、倒産のリスクも低いので安定した経営が期待できます。できれば自己資本比率が30%以上の銘柄が投資対象として望ましいです。

(5)PCFR : 株価÷1株あたりのキャッシュフロー

PCFRとは「株価キャッシュフロー倍率」と呼ばれるもので、1株あたりのキャッシュフローの何倍まで株価が買われているかということを示しています。PCFRが低いほど株価は割安であると言えます。一般的には10倍以下が狙い目とされています。

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4、ファンダメンタル分析とテクニカル分析との違い

 

(1)ファンダメンタル分析と双璧をなす分析手法がテクニカル分析

テクニカル分析では過去の値動きや売買高など過去のデータを基に未来の株価を予測します。ファンダメンタルが企業の内的要因から分析するとすると、テクニカル分析では投資家の心理など外的要因から分析します。

 

ファンダメンタル分析では企業の将来性など時に数値で表せないもので評価する場合がありますが、テクニカル分析では全て定量的に評価することができます。従って、再現性が高く、投資判断しやすいのが特徴です。

(2)テクニカル分析を使い一般投資家を欺こうとする大口投資家も存在

ただし、テクニカル分析を逆手に取り、一般投資家の買いを誘発させるように値動きを操作する大口投資家も存在するので注意が必要です。そのような値動きをする銘柄は仕手株とも呼ばれ、短期的な利益を狙う一般投資家の悩みのタネとも言えます。

5、ファンダメンタル分析で儲かる銘柄を探す方法

実際にファンダメンタル分析で儲かる銘柄を探すにはどのようにすればよいのでしょうか。

(1)銘柄スクリーニング機能を使う

証券会社のWebサイトでは銘柄スクリーニング機能が備わっていることが多いです。

検索条件でPBRやPERを指定することで割安株を絞ることができます。複数条件で絞ることができるので、まずは機械的に割安株を探してから他のファンダメンタル的な側面で評価するとよいでしょう。

(2)四季報を読み込む

四季報を利用するのもよいでしょう。四季報にはあらゆる企業の事業内容から経営方針までファンダメンタルを分析するために不可欠な情報が載っています。

 

業績予想の項目も記載されているため、投資判断の参考にも役立ちます。

年に4回の頻度で更新されるので、情報の鮮度も高いです。投資家ならば一冊は持っておきたい必需品です。

6、ファンダメンタル分析を用いた投資方法2つ

 

ファンダメンタル分析を用いた代表的な投資方法を解説します。

(1)バリュー投資

バリュー投資では企業価値(バリュー)が実際の株価を上回っている時に株を買っておき、株価が企業価値に追いつく(値上がった時)に売却益を狙います。

企業価値を判断するためにファンダメンタル分析を用います。バリュー投資ではファンダメンタル要素として、PBRやPERなどの過去の企業価値から算出された指標を見ることが多いです。

 

従って、バリュー投資の絶好の機会は暴落時とも言えます。過去と比べて株価が大きく値下がったときこそ割安となっているためです。

(2)グロース投資

バリュー投資とは異なり、未来の企業価値と今の企業価値を比べて割安となっている銘柄に投資します。割安株というよりは「成長株」という観点で銘柄を判断します。

従って、PBRやPERで判断するのではなく売上高や利益率が右肩上がりになっている企業がグロース投資に適しています。関連して、経営方針や事業方針なども今後社会で注目されそうならば成長の見込みがあると判断できます。

7、まとめ

ファンダメンタル分析について解説しました。ファンダメンタル分析を活用し、割安株に投資することは継続的に利益をあげる上で欠かせません。

まずは企業の指標から割安株を探し出し、長期的な目線で保有することからはじめてみましょう。

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