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バリュー投資とは?メリット・デメリットも4つ紹介!ブログやサイトを参考にして企業分析できれば、バリュー銘柄は見つかる

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2019-6-24

「バリュー投資って一体なに?」

 

「バリュー投資ってどういう手法でできるの?簡単にできるわけないよね・・」

 

企業業績・企業価値の分析を行い、株価と本来着くべき価値のかい離を狙って投資を行っていくバリュー投資

 

「投資の神様」とも呼ばれるウォーレン・バフェットが昔から用いていた投資手法として有名なのが「バリュー投資」です。

 

バフェットのほか、ピーター・リンチ、ベンジャミン・グレアムといった、株式投資において高いパフォーマンスを残してきた著名投資家たちが好んで利用してきた考え方です。

 

バリュー投資は相場の上昇局面はもちろん、下落局面においてもチャンスを狙うことが出来るのが大きな強みです。

 

下落局面を「バーゲンセール」と捉えるバリュー投資家は下落局面で安く売り叩かれるのを好機と捉えるのです。

 

株価のアップサイド(利益発生のシナリオ)をどう描くかというのは非常に重要で、テクニカルや思惑をもとに売買をする投資家も少なくありませんが、企業の生み出す価値に着目するバリュー投資はアップサイドのみならずダウンサイド(損失発生のシナリオ)にも強い、攻めと守りを兼ねそろえた手法だと言えます。

 

今回の記事ではそのようなバリュー投資について基礎から考えていくとともに、PER・PBRといった指標の意味・使い方について、基本的な部分からあまり注目されないが重要な深い部分までチェックしていきましょう。

1、バリュー投資とは?見極め方法や、必要な投資視点を紹介

「バリュー(value)」を和訳すると”価値”という意味になるとおり、バリュー投資は企業の持つ”価値”について分析を行い、本来の企業価値に対し株価が安い銘柄に買いを入れ、株価が上がったときに売る投資手法です。

 

「安く買って高く売る」はバリュー投資の代名詞とも言える言葉で、誰もが注目している銘柄を売買するというよりはひっそりと将来の株価上昇に向けて息を潜めているような銘柄がバリュー投資の候補に挙がることが多いです。

 

「将来上がるような良い銘柄が安く売られていることはあり得るのか?」といった考えを持つ方も多いかもしれません。
ですが市場というのは得てして間違いが起こりやすいうえ、株価の形成要因は数多く存在するため、ミスプライス(本来の価値とかい離した株価)が付くことは少なくないのです。

 

例えば2018年のはじめごろビットコインが暴騰し世間を騒がせたように、株価が上昇している銘柄には「もっと上がるのではないか」という思惑で更なる買いが入ることがあります。

バリュー投資を見極める要因は”配当”株主優待”など千差万別

また現在は赤字の企業であっても将来の成長性を買われ高い株価を保持している銘柄であったり、配当・優待を出し株主還元を行っている企業は株価の下支えが起きたりと、売買の要因は千差万別なのです。

冒頭でも書いたように、株価のアップサイドのシナリオの描き方は投資家によって異なります。

もちろん銘柄についての見識も視点も違ってくることになります。

バリュー投資には中長期的な視点での投資が必須

マーケットの話題の多くは短期的なもの(○日で株価がこんなに下がった、この銘柄が話題を集めてストップ高に…等)が多いですが、バリュー投資はその企業の価値が見直されるまで中長期的な視点で上昇を待つことが多いです。

バフェットが「私は昔から急いだことがない。結果よりもプロセスを楽しんできた。もちろん、結果は結果として受け入れなくてはならない。」という言葉を残しているように、シナリオを描けたら待ちの姿勢を貫くのがバリュー投資の特徴と言えるでしょう。

2、バリュー投資法の基礎知識。決算書で押さえておくべき財務三表とは

バリュー投資を行うにあたり、まず知っておきたいのが財務会計の基本的な知識といくつかの代表的指標です。企業分析は奥が深く、詳しく見ていきすぎると複雑な数式や分かりにくいものも出てくるので、今回は重要なポイントを押さえておきましょう。

それぞれの繋がりを意識して使っていくことが重要になります。

(1)財務諸表に書かれる3つの決算書

上場企業で四半期ごとに提出される決算短信。その内容の多くを占めているのが財務三表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)です。軽くこれら3つについて触れておきましょう。

①損益計算書:PL

会社がお金をどう使ったかを表しているのが損益計算書(PL)です。トップラインとも言われる売上高からはじまり、販管費や税金をここから引いていくと純利益となります。

②貸借対照表:BS

バランスシートとも呼ばれる貸借対照表には、会社が持っている資産と負債が記載されています。資産と負債を使い、どう利益を増やすか、キャッシュを生んでいくかというのが会社の大きな課題です。

③キャッシュフロー計算書:CF

実際のキャッシュ(お金)の動きが書かれているのがキャッシュフロー計算書です。「利益は意見、キャッシュは事実」という有名な言葉があるように、PLよりも分かりやすく「何にお金が使われ出ていったか」「どんな資金が入ってきたか」を示しています。

 

PL上の利益は会計上都合よく見せることも可能である側面があるので、キャッシュフローは企業価値分析において最も重視される項目です。

(2)企業価値・株式投資における基本的な指標

財務諸表上の数値をもとにし企業分析を行うにあたって重要とされる指標がいくつかあります。これも深く見ていくときりがないので、代表的なものを紹介します。
これらの指標は公式と呼ばれるようなものがありますが、数学と同じでその成り立ちを理解し、実際に分析の観点として使っていくことが大事です。

①PER(株価収益率)

PERは株価 ÷ EPS(一株あたり利益)で表されます。PER、EPSとアルファベットが出てくるとごちゃごちゃしてきますが、PERの意味として株価の割安性を調べるときに使うもの、という点を押さえておけばOKです。

業種ごとに異なるので、一般的にPERを利用するときは同業他社と比較しながら見ていくのが効果的です。

②PBR(株価純資産倍率)

PBRは株価 ÷ BPS(一株あたり純資産)で表されます。純資産は貸借対照表(BS)に表されており、株価とBSの関係性を表しています。こちらもPERと同じく株価の割安性を調べるときに利用します。

1がボーダーとされ、1を下回るとPBRの観点からは割安というのが教科書的な説明です。

③ROE(自己資本利益率)

ROEは純利益 ÷ 自己資本 で表されます。資本をもとに、いかに利益を生みだせたかを意味する指標です。

PER、PBRと異なるのはPL、BS両方の数値をもとに算出されているという点です。(純利益はPL、自己資本はBS)ROEが高ければ高いほど、利益の生み出し方が上手いことを意味します。
PERは株価とPL上の利益、PBRは株価とBS上の純資産をもとに表されていましたが、ROEはPL、BS双方の視点を踏まえた指標となっています。

 

また、それぞれの計算式からROE = PER ÷ PBR と表すことが出来ます。

関係性を踏まえたうえで各指標を眺められるため、この関係性は非常に重要です。同様にPBR = PER × ROEと表せるわけですが、例えばここからは「PBRが高い場合、PERとROEどちらの影響が大きいのか」→「PERが大きい場合、なぜPERは高くなっているのか」といった具合に視点を細かくブレイクダウンしていくことが出来るのです。
意外とPER、PBR、ROEの関係性は語られていない投資本も多いのですが、この式は非常に重要です。

(3)バリュー投資法

バリュー投資は基本的に割安さを示すPER、PBRといった数値が低いものを選定していきます。

その際に大事になってくるのが「なぜ割安で放置されているのか」の理由を自分なりに分析できる財務三表、そしてそれが記載されている決算短信・決算説明会資料です。

詳しい銘柄の選び方については次の項目で記載します。

3、バリュー銘柄の選び方。企業分析に役立つ参考サイト2選

「2、バリュー投資法の基礎知識」で触れた知識を頭に置いておきながら、銘柄の選び方について見てきましょう。
基本的な流れは「複数企業比較 → 個別企業を細かく分析」です。大きな視点からざっくりと細かく見ていくことが大事です。

 

スタート地点は四季報や業界地図など網羅性があるものがよいでしょう。気になる企業を見つけたら、同業他社と比べてどうなのか?その企業の優位性はあるのか?を深堀りしていきます。

 

企業比較、個別企業分析において役に立つのが先にも挙げたバフェット・コードです。

(1)バフェット・コード 企業比較


バフェット・コード

また、過去の数値・データを見るうえでは株探も非常に役に立ちます。

(2)株探

株探

個別企業を見つけたら、PERやPBR、そして過去の成長率やチャートをあわせてチェックします。

割安に放置されているのはそれなりの理由があり、将来性がないものはそのままずっと株価が低迷というケースもあり得ます。

 

株価が将来上昇するであろう要因を見つけたら、あとは「どれくらいで評価されるか?」といった時間軸のシナリオまで立てられればベストです。

どんな銘柄が上がるのか、は過去のチャートを例として見てみましょう。

チャートが横ばい→右肩上がりになっているものを重点的にチェックしてみるとよいケーススタディになるはずです。

過去の事例を学び、現在の状況と照らし合わせ将来のシナリオを立てる。

 

この一連の流れを作るのに前述した財務諸表の情報や指標が活きてくるというわけです。
企業価値の算出は更に奥が深いものとなっています。ファイナンス、バリュエーションという視点も学んでみるとよいでしょう。

4、バリュー投資のメリット・デメリット4つ

ここからはバリュー投資のメリット・デメリットについてチェックしていきます。
どんな投資法も利点欠点の両方が存在しますが、その双方の側面を知っておくことで株式市場の色々な局面に対応しやすくなるでしょう。

ひとつの手法が永遠に通用する相場環境は少ないため、武器を多く持っておくに越したことはありません。

(1)バリュー投資のメリット2つ

①中長期的な時間軸で投資を行える

バリュー投資の大きなメリットと言えるのは、中長期の比較的長い時間軸で投資を行える点でしょう。
短期目線のデイトレードやスイングトレードは保有期間数時間~数日ですが、その間に気を張り株価の騰落を意識しなければなりません。
株価が上がったら喜び下がったらショックを受けるのは人間の心理的に当然なのですが、そういったメンタルの変化は投資に大きな影響を及ぼします。

売買プランがしっかりと立ててあり、取引の経験が長ければ株価変動にも慣れが出てきますが、短期変動に気を揉むことはあまり有意義とは言えません。

 

シナリオを描けたら株価のチェックは週に数回程度、株価チェックに費やすような時間を更なる知識の習得や企業分析に用いることが出来たほうが、投資の腕を上げる観点からも意味がある時間となると言えるでしょう。

投資で大切なのはトライアルアンドエラーの回数を増やし、その精度を上げていくことです。

実際に資金を投じていなくとも、時間を使い様々なシナリオの仮説を立て、時間がたった時点でその検証をすることは出来るでしょう。資金の使い方同様時間の使い方、時間軸に関する考え方も非常に重要であることは頭に置いておきましょう。

②株価が大きく下落したタイミングでチャンスを狙える

何度か触れてきているように、株式市場には様々なフェーズが存在します。

大きく分けてしまえば上昇相場と下落相場の二つになりますが、その中身を見てみると同じ上昇率でも異なった銘柄群・業種群が上がっていることも多々あるのです。

 

また、全体的に市況が悪化し下落相場となると、どんな銘柄でも関係なく投げ売りが発生することがあります。

この中には本来の企業価値から見た株価を下回る企業もあるため、バリュー投資家はこのようなタイミングをむしろ良いチャンスと見ます。
多くの銘柄が売りたたかれたときに、バリュー投資をどう行うかの軸があれば下げ相場を上手く利用することも可能になるというわけです。

(2)バリュー投資のデメリット2つ

①企業調査に時間がかかる

バリュー投資を行うにあたり、企業調査は欠かせない投資プロセスです。

企業価値の算出や情報のインプットにはそれなりの時間を要します。必要な時間と言ってしまえばそれまでですが、忙しい方であったりやり方が分からなったりする場合、その時間をストレスに感じる方も多いかもしれません。慣れてくればこの調査を楽しいと思えるのですが、そこに至るまでの道のりもそれ相応に時間がかかります。

ただ、昨今はYahoo!ファイナンスやバフェット・コードといった銘柄スクリーニングに役立つサイトも出てきていますので、こういったサイトを上手く使っていくとよいでしょう。

あまり知られていないサービスですが、どんぶり会計βも財務諸表を視覚的に考えることが出来るため、非常に有用です。

■Yahoo!ファイナンス

■バフェット・コード

■どんぶり会計β

②銘柄選定を誤ると時間の損失が大きくなる

ここまで見てきたように、投資において銘柄選定は非常に重要です。

また、バリュー投資ではどちらかというと目立つ銘柄ではなく割安に放置されている銘柄を購入し上昇を待つ、ということも触れてきました。

デメリットになり得るのはその点で、購入した銘柄が評価されるまでに時間がかかるケースがあること、またそもそもとして銘柄選定を誤るとそれだけ時間の損失が発生してしまうのがネックポイントです。

 

資産形成を急がないのは大事なことですが、拾えるチャンスは拾っておきたいのが本音。長い時間を費やすからには、それ相応のリターンを狙いたいところです。そのためにも銘柄の選定の質を上げることは非常に重要になってくると言えます。

5、バリュー投資成功者のブログ2選。バリュー銘柄探しの参考に!

バリュー投資で成功した投資家たちのブログを見ることは成功パターンを学ぶことに役立ちます。今回は2人の有名なバリュー投資家のブログを紹介します。

(1)かぶ1000投資日記

かぶ1000投資日記

中学生から投資を始めているという圧巻の経歴を持つかぶ1000さんが運営されているブログです。

記事内容を見ると分かりますが、保有している銘柄はPBR1倍割れのものが多いことが分かります。着実なパフォーマンスを残しており、学ぶところはか多いです。

今回紹介したPER、PBRをどのように駆使していくかについても触れられることがあるため、要必見です。

(2)みきまるの優待バリュー日記

みきまるの優待バリュー日記

バリュー投資とあわせ、優待についても詳しく書かれているブログです。

PF上位の銘柄を詳しく説明し、どんな視点でその銘柄を保有しているのかを書いているため多くの視点を知ることが出来ます。Twitterでも積極的に情報発信をしていらっしゃいますので、こちらもフォロー必須。投資についてのスタンスなどもつぶやいており有益なアカウントです。
みきまるファンド

6、バリュー投資を成功すれば投資資産を増やせる可能性が格段に上がる!

今回はバリュー投資、そしてそれに関する基礎知識を用いたバリュー投資の銘柄選定方法について見てきました。

時間を必要とするバリュー投資ですが、成功すれば資産を数倍にすることもそう難しくはありません。

知識を総合的に広く習得し、分析の腕を高めながら個別銘柄というミクロな視点の調査精度を上げることが非常に重要になります。
当記事をもとに、様々な調査のトライアルアンドエラーを行ってみてください。

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